縫製工場での裁断に使いやすいハサミを紹介
縫製工場でも使いやすいベルヌーイカーブのハサミ
縫製工場では通常は生地専用の裁ちばさみを使用されていることが多いのではないでしょうか。やっぱり、裁ちばさみそのものは職人さんの手によって作られているので高価ですし切れ味も抜群です。しかし、大きいし重いしという欠点があり、従業員さんが落としてしまうと切れ味が落ちるし、何より大ケガに繋がりそうな心配もあります。
最近、武田ソーイングで使っているのが【ベルヌーイカーブ刃のハサミ】です。ベルヌーイ螺旋という図形を応用してハサミの刃の根元から先まで、どこで切っても同じように切りやすい角度で刃が生地や紙に当たるように設計されているそうです。いつだったか林修先生のTV番組でも見た覚えがあります。使用してみると、非常に軽く生地も非常に切りやすくて重宝するようになりました。2012年ごろから発売されて、今では多くの種類が販売されているそうです。文房具の進化もすごいものだと感心しました。どうしても縫製現場では「裁ちばさみ」でないといけないっというのも思い込みで、柔軟な発想をしていくべきなのかもしれません。