縫製工場の服作り舞台裏公開①

縫製工場の服作り舞台裏公開①

縫製工場は原反(生地)が入荷しても、型紙や仕様書などの準備ができていなければ勝手には進められません。

その間に納品書に書かれている原反数(何本)、各原反のm数をチェックして、取引先様に入荷状況の報告などを行います。細かくは製品の発注書などを確認して、各色のm数をチェックしたり、発注枚数×要尺(1着あたりの必要m)をして不足がないかということをチェックしたりと、できることを行って、すぐにでもスタートできる準備を行っていきます。

上の表のように、オーダー数と要尺をかけて必要m数を出して、入荷している原反と照らし合わせます。特にカットソー(編み生地)の場合、生地の染色や仕上げによって想定より縮んでしまっていたりするケースがあるので、m数が不足するなんてことも結構あるんです。

またファッションアイテムを見ていただいたら分かるように、2種類・3種類と別の生地が使われていたり、補強のための接着芯を貼る部分があるので、それらも同じように計算してチェックする必要があるんです。

これまでは武田ソーイングでは、アパレル様のOEM生産、今後は弊社でも、自社のブランドを展開していくので、もっとリアルな服作りの現場をお見せできたらいいなと考えております。